プライベート日記 |
80年 |
8月15日 終戦から、今日で80年の歳月が経ちました。
80年前、犠牲者となった方々へ心から追悼の意を捧げます。
「戦争」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 空から落ちてくる爆弾、戦地に赴く若き兵士、逃げ惑う人々…
そのどれもが私達の想像でしかないけれど、そのどれもが現実に起きていたのです。
毎年、終戦記念日にはこうして戦争に関する日記を書いています。 また、ご贔屓の方に時折お話ししている事ですが、私の祖父は第二次世界大戦の折、満州に出兵しました。
見知らぬ土地で何度も死を覚悟し、実際に大怪我もしたそうです。 ジャングルの中を行軍しながら、休憩を取り出発するたびにその場から動けなくなる同胞。
「次は自分かもしれない」
「自分の番はいつなんだ」
死の恐怖に怯えながらも、ひたすら道なき道を歩いた、と。
やがて仲間とはぐれてしまい、飲み水も無く本当に死を覚悟した時、突然大雨が降り、空っぽの水筒が満たされたそうです。 空を見上げると虹がかかっていて、若かりし頃の祖父はその虹を見て、「こんな所でしねない、絶対に日本に帰るんだ」と決意したのだとか。
祖父は私にとって、「優しいおじいちゃん」でした。 朗らかで、肝がすわっていて、何故かケンタッキーが好きなおじいちゃん。
そんな祖父でしたが、戦時中は人の命を奪った事もあったでしょう。 もしも今祖父が存命だったとして、人の命を奪えば罪に問われます。
けれど戦時中は違います。
こんなに恐ろしい事があるのでしょうか? 人が人の命を奪う事が「正義」だとされるのです。
そんな世は狂っています。
「正義」と「平和」は似て非なるものだと感じます。
「正義」の裏には必ず「悪」が潜みます。
アメリカが正義なら、敗戦国である日本は悪なのでしょうか? もちろん、違います。
「平和」とは、数多の人々の安心と、笑顔が礎となって初めて成立します。 平和の裏には、「悪」など存在しないのです。
何故なら不要だから。
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