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ジャンガリアンハムスターは、もともと実験動物として日本に紹介されたハムスターです。

ペットとしての飼育が始まったのは1993年頃からで、ドワーフハムスターの仲間として紹介されるやいなや一躍人気のハムスターになりました。

ジャンガリアンという名前は、中国のジュンガル盆地に生息していたことが由来になっていますよ。

おとなしくおっとりした性格をしているので、初心者の方でも飼育しやすい種類です。

多頭飼育も可能ですが、個体差が激しい種類でもあるためケンカすることもありますよ。

個体差があるため一概には言えませんが、噛み癖のある子も無い子もいます。

噛む理由はストレスや環境の変化、飼い主さんに慣れていないためなど様々ですが、噛み癖を直すことは容易ではありません。生涯を通して治らないこともありますよ。

ジャンガリアンハムスターの主な毛色は、「ノーマル」「プディング」「パールホワイト」「ブルーサファイア」の4種類です

ジャンガリアンハムスターの主な毛柄は、「パール」「インペリアル」「パイド」の3種類です。

パール

優勢の突然変異遺伝子によって、毛の根本から体毛が白く変化した毛柄です。

ノーマルが変異した個体は毛先に黒い毛が残るので、背中の黒い線も見られますよ。

サファイアが変異した個体は毛先の色が全体的に薄く白くなり、プディングは毛先にイエローが残ります。

インペリアル

優勢の突然変異遺伝子により体毛が薄いことが特徴です。

ノーマルとはお腹の白い部分の面積で区別されますが、見分けがつきにくいことからペットショップではノーマルとして販売されていることも多いです。

パイド

突然変異遺伝子によって、白い斑点模様が現れる毛柄です。

パイドの出方には個体差があるため、同じ毛柄になるとは限りません。

ジャンガリアンハムスターの飼育に必要なものは、上記のとおりです。

ハムスターはなぜ走り続けるのか…
それはつまり、生き残るための本能です。野生のハムスターは、もともと餌を求めるため、縄張りを確認するために、走り続ける習慣があるんです。

なんと、野生のハムスターは１日の走行距離は数十キロと言われているぐらい、長い時間と距離を走り続けています！

でも狭いゲージの中にいると、そんなに走れないですよね？入りたいのに走れないって、ハムスターにとってもすごく辛いことなんです。

そのため、当然ストレスが溜まってしまいます。
そしてハムスターはストレスにとても弱いので、ストレスによって最悪寿命を早める原因になってしまうのです。

回し車のサイズは、ジャンガリアンハムスター用の小さいサイズから、ゴールデンハムスターやキンクマハムスター用の大きいサイズまであります。
ホイール(ハムスターが走っている所)が小さいと、ハムスターの下半身、背中に良くありません。
小さいと体を反らせた状態になってしまうので、背骨を圧迫してしまい、最悪後ろ足が動かなくなったり、排尿障害が出たりすることがります。

逆に、大きすぎると体に合わなくて上手く回せなかったり、エネルギーもたくさん使います。
体に負担がかからないように、体のサイズにあった回し車を選んであげましょう。

一般的なハムスターのサイズは（種類にもよりますが）、「6~12cm前後」になります。（体長２０センチ前後にもなるゴールデンハムスターもいます。）６ハムスターの大きさを考慮し、回し車は、「20～30cm」の大きさが一般的です。

とはいえ、初めて回し車を選ぶ際はどのサイズを選べばいいか、判断しづらいかなと思います。
私（オレ）はハムちゃん初心者だ！何にもわからないから教えて！という方は、記事の中盤にハムスターの種類別におすすめの回し車を紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

・サイズに合わない回し車
・ホイールの穴が開いているもの
・金網の回し車

その他、回し車以外でもNGの遊具があります。
それは、「ハムスターボール」です。

一見、ハムスターが中に入って、くるくる回るのみて、「かわいいー」と、SNS投稿でも話題ですが、あくまで人が楽しむためのもので、ハムスターたちにとっては、全く面白くないのが現実です。

もし、あなたがハムスターの立場だったらどうでしょうか。
人も、まるい球体に入れられたら、出たくて動きますよね。
でも、もがいても、もがいても、出られない…。
そして動けば動くほど、ぐるぐる回ってしまう。
仕方なく、転ばないように足を動かすしかありません。

ボールの中に転んだり、衝突した時には、体を打って怪我をしてしまう可能性もあります。
ハムスターは目が悪いので、ぶつかる前に回避するのはとても難しいのです。

私の妻も、ハムスターを20匹程かっていた時、病院の先生に、一番気を付けた方がいい遊具として教えて頂きました。

あまり知られていないですが、ハムスターは、ご主人のライフスタイルに合わせて生活します。
ご主人が夜間遅くまで起きていていると、ハムスターは、電気の照明でまだ昼間だと勘違いしてしまいます。

だから、電気をつけっぱなしで寝るのもNGです！
他にも、回し車を使わない理由が５つありますので、ご紹介します。

１． 夜遅くまで電気をつけていない？
夜遅くまで電気をつけていた場合、ハムスターは夜行性なので、活動時間が少なくなってしまい、それに伴って回し車を使う時間もすくなくなってしまいます。
対策法としては、ご主人が電気を消すまでタオルをかけてあげましょう。
そうすればハムスターは、夜間だと思い、活動を始めます。

２． 昼間の環境
昼間・夜間の両方に言えることですが、窓の近くにケージがあると、外の音がたくさん聞こえてきます。
特に昼間は、ゴミ回収車の音や、人の声、工事の音等、様々な音が聞こえ、ハムスターはストレスを感じてしまいます。
出来る限り、外の音が聞こえない場所に、ケージを置いてあげてください。
また、直射日光があたらない場所に設置し、昼間はできるだけ、カーテンをあけてあげてください。

３． ケージが小さくない？
ケージが小さすぎると、ハムスターは、ケージ内のお散歩が出来ません。
お散歩をしてその流れで、回し車で走るハムスターもいます。
お散歩ができないだけで、回し車で走ることすらをあきらめてしまうハムスターもいます。
できるだけ、ハムスターの体に合ったケージの大きさを用意してあげましょう。

４． 回し車の位置が高い
回し車の高さが高いと、登るのに一苦労です。
人間と同じで、「面倒」だと思うことは積極的にやらない子もいます。
回し車は、散歩中にふと気づいたら、入ってしまうくらいの高さがベストです！
高すぎると、怪我のもとになるので、注意しましょう。

５． 歳もしくは病気が原因？

〇歳が原因？
ハムスターの寿命は、大よそ2～3年です。
長寿だと、4年以上生きるハムスターもいます。
しかし、1歳半～2歳のハムスターは、人でいう中年～老年なので、その年になれば、走り回ることも減ってきます。
その時は、無理に回し車で走らなくても、お散歩程度でも充分な運動になります。
無理な運動をさせず、適度な運動をさせてあげてください。

〇病気が原因？
病気や不正交合等も予測されるので、歯が悪くなったりして食べるのが困難になってくる事がないか、食事のときに食べる量やうまく食べれているか確認してください。
食事がちゃんととれていないと、運動をしないハムスターもいます。必要であれば、獣医さんに相談してください。

※不正交合とは？
ハムスターの前歯(=切歯)の「噛み合わせ」が悪くなってしまった状態です。ハムスターの歯は生涯伸び続けるので、「噛み合わせ」が悪くなると食事ができなくなってしまいます。ウサギと異なり奥歯が伸び続けることはありません。